
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221114/k10013890591000.html
東北で最も古いコースターが引退 世代を超えた思い出乗せ 仙台
仙台市にある東北で最も古いジェットコースターが14日かぎりで引退となり、世代を超えた思い出を乗せて最後の1日を駆け抜けています。
仙台市の八木山にある「八木山ベニーランド」の「ジェットコースター」は、開園した1968年から54年間にわたり、子どもたちを乗せて走り続けてきました。
最高時速は50キロと今としては遅いほうですが、4両編成の車両が300メートルのコースを走る際のごう音と揺れが人気でした。
3歳から乗車できることから「子どもが初めて乗るジェットコースター」として長年、親しまれてきたものの、老朽化で修理をしても維持が難しくなり14日をもって引退します。
名取市から子どもと一緒に来た母親は「私が小さい頃にも来ました。最後に娘と来られてよかったです」と話していました。
年間パスポートを使って夫婦で通っているという70代の女性は「30年前くらいには家族で来ていたので、思い出が詰まっています。なくなるのはさみしいです」と話していました。
八木山ベニーランドの八木充幸園長は「いよいよこの日が来たかという気持ちです。平日なのに多くのお客さんが来てくれてありがたいです」と話していました。
このジェットコースターは解体されますが、来年春には東京の別の遊園地で使われていたジェットコースターが、お目見えする予定だということです。