後輩にクマ撃退スプレーかけた陸自陸曹長を懲戒処分 知らずに「何これ?」と興味本位で顔に噴射(日刊スポーツ)
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陸上自衛隊神町駐屯地(山形県東根市)は25日、後輩隊員にクマ撃退スプレーをかけ、目の炎症など全治2日のけがを負わせたとして、第6通信大隊の男性陸曹長(54)を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。

駐屯地によると、陸曹長は20年7月19日、屋外の演習終了後、近くにあったスプレーをクマ撃退スプレーとは知らないまま、1~2メートルほど離れていた後輩隊員に「何これ?」と問い掛けて、興味本位で噴射したところ、後輩隊員の顔にかかった。同月21日に後輩隊員が隊に報告し、発覚した。

警務隊は、陸曹長が意図的にけがを負わせたわけではないとみているが、場合によっては失明の恐れもあったといい、経緯を詳しく調べていた。陸曹長から隊員らが日常的にパワハラを受けていたなどの被害や、相談は確認されてないという。

第6通信大隊の高原光希部隊長は「隊員がこのような事案を起こしたことを重く受け止めています。再発防止に努める」とコメントした。【沢田直人】