自民党の北村貴寿・長崎県議（49）が14日、県庁で記者会見を開き、10日夜に酒に酔って乗った列車内の手すりで懸垂したことを明らかにし、「不適切な行為だった」と謝罪した。会見では、過去複数回にわたって飲酒運転をしていたことも公表。県議としての自身の進退についても「検討する」とした。
「わたくしがJR九州でとった行動についておわびと説明をさせてください」
正午に始まった会見。北村氏は直立しながら話し始めた。
説明によると、北村氏は今月10日夜、長崎県諫早市内で高校の同窓会に参加。2店舗でビールを3～4杯ほど飲んだ。帰宅するため、午後10時ごろ、諫早発の列車に、高校時代の同級生数人と乗車した。その後、走行中の車内で手すりにつかまり、少なくとも4回懸垂をしたという。
北村氏は、懸垂した理由について問われ、「大変お恥ずかしい話ですが、（懸垂した）記憶が定かではございません」と述べた。そのうえで、「行動は不適切であり、公共交通機関の乗車マナーにも反する行為だった」と認めた。さらに「県民のみなさま、関係者のみなさまに心からおわびを申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪し、深々と頭を下げた。
車内で懸垂をしていたことについては13日、ツイッターに投稿されていた動画を見て気づいたという。北村氏は当時の記憶はないとしつつ、「自分の持っている服はわかるので、明確にこれは自分だなと思った」と認めた。
同じ列車に乗っていたとみられる乗客が投稿したツイートには、マスクを外して大声で話していたことも指摘されていた。このことについても、「目撃をした方のお話でしょうからやっているのだろうと思います」と認めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9979d42f9a7fb802a655e422e297644d601eb061
