「特定の宗教と関係断たないで」…旧統一教会側が市議会や市長に陳情・要望書
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4cc712755b4a40408f3baf6ec98ba2fd573561c

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係者から福岡県の久留米市議会や八女市議などに対し、特定の宗教法人との関係を断つ決議を行わないよう求める要望書などが出されていたことに関連し、大牟田市議会や筑後市議会の議員などにも、同じような趣旨の陳情書や要望書が届いていたことが分かった。

 大牟田市議会には、11月21日付で議長宛ての陳情書が出された。世界平和統一家庭連合の大牟田家庭教会(大牟田市)の信徒代表名で、「特定の宗教法人やその関連団体との関係を遮断する内容の宣言や決議をしないこと」などを求める内容。議会事務局は各会派に写しを配り、対応についてはそれぞれで判断してもらうよう伝えた。市長にも11月下旬、同趣旨の陳情書が届いたという。

 同市議会では9月、民主・護憲クラブの議員らが「旧統一教会等による被害の防止・救済を求める意見書案」を提案したが、賛成少数で否決された。

 筑後市議会には今月2日付で、議員に宛てて久留米家庭教会(久留米市)の信徒代表名の要望書が提出された。市長宛ての要望書も届いたが、市は提出者や内容などを明らかにしていない。