この日の会合で山際氏は、マスクを日常的に着用する生活が長期間続いていることに「中高生は同級生の素顔を見ないまま卒業する」と懸念する声が届いていることを紹介し、「平時にむけてどのような取り組みを進めるか、丁寧に議論して欲しい」とあいさつした。
このほか直近の感染状況や、感染症法上の類型を現在の「2類相当」から、季節性インフルエンザと同じ「5類」へと引き下げる場合にどんな課題があるかなどについて意見を交わしたという。
山際氏は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と浮上し、閣僚を事実上更迭された直後に本部長に就任。11月2日に同本部の会合を開いたところ、「辞任直後なのに理解しがたい」(自民閣僚経験者)などの批判が相次いだ。その後、今月1日にも同本部の会合が予定されていたが延期となり、党内では「山際氏隠し」との見方が出ていた。(中田絢子)