自民党の薗浦健太郎衆院議員(50)=千葉5区=は21日、細田博之衆院議長に議員辞職願が受理されたことを受けてコメントを発表した。
薗浦氏は、複数の政治団体が政治資金パーティー収入を政治資金収支報告書に計約4千万円少なく記載した疑惑について「私にも一定の責任がある」と言及。「私を国政に送り出していただいた有権者の気持ちを思うと慙愧(ざんき)に堪えない」と辞職の理由を挙げた。
また「透明性が求められる政治資金について誤った収支報告書を提出してしまったことは、国民の政治不信を招きかねないものであり誠に申し訳ない」と謝罪した。
薗浦氏のコメントは以下の通り。
◇
「本日、私は、衆院議長宛てに辞職願を提出いたしました。
私が代表を務める政治団体である新時代政経研究会などの政治資金収支報告書に誤った記載をしたことにおいて、私にも一定の責任があることを認め、私を国政に送り出していただきました有権者の皆さまのお気持ちを思うと慙愧に堪えないところではありますが、その責任を取るために議員辞職をすることとしたものです。
透明性が求められる政治資金について誤った収支報告書を提出してしまったことは、国民の政治不信を招きかねないものであり、誠に申し訳なく、心より反省をしております。
長年、私を支援してくださった支援者の方々、国民の皆さまには、大変なご心配とご迷惑をおかけしました。改めておわび申し上げます。
なお、当該団体に係る政治資金収支報告書につきましては、引き続き調査を進め、適切に対応することといたします。
令和4年12月21日 衆院議員 薗浦健太郎」