https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20221226/2060012295.html

滋賀県立大学 研究費280万円不正請求で准教授を懲戒処分

研究費あわせて280万円を不正に請求したとして、彦根市にある滋賀県立大学の57歳の准教授が停職4か月の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは、滋賀県立大学環境科学部の野間直彦 准教授(57)です。
大学によりますと、野間准教授は9年前の平成25年度から8年間にわたって、10人の学生に対し、自身の研究のアルバイトをさせた際、実際には働いていない日や時間を水増しさせてうその勤務記録を記した書類を作成し、あわせて280万円を大学側に不正に請求していたということです。
去年4月に学生からの申し立てで不正が発覚し、准教授は大学の調査に対して「学生の研究に必要な消耗品の購入費を大学に申請するのが面倒だった」と話したということです。
大学では、外部の委員を交えた審査委員会で審議し、停職4か月の懲戒処分にしました。
滋賀県立大学の廣川能嗣 理事長は「今後、このような不祥事が発生することのないよう再発防止に向けた取り組みを推進してまいります」とコメントしています。
滋賀県立大学では7年前(2015年)にも、当時49歳の環境科学部の教授が同様の問題で停職3か月の懲戒処分を受けています。