冬アニメ『お兄ちゃんはおしまい!』スタッフに聞いた制作秘話・裏話・見どころ【毎週更新】
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――第2話を制作する上で、意識したところやこだわりのポイントをお聞かせください。

藤井慎吾監督:女性の苦労を体現したような話数でした。銭湯でのシーンは脚本家の横手さんにお任せさせていただいたところはあります。

元々、自分は男なので、バランスを取るためどうしても脚本家を女性に頼みたいとお願いして横手さんになった経緯があったので、その分女性ならではの描写をサポートして貰いました。この話数はそれが一番強く出ていると思います。

――まひろとみはりのお風呂シーンについて。おじさんのように烏の行水で済ますまひろを引き留め、みはりが髪を洗いますが、櫛を通したり髪を洗う際の手つきが素人とは思えないものになっていました。何かを参考にしたのでしょうか?

藤井慎吾監督:元々、原作と脚本できちんと描写していただいていたのと、演出家、アニメーターによってうまく表現してもらったという感じです。ちょうどそのパートを担当してるアニメーターも女性なのでこだわりのある描写になったと思います。


――その後の朝食シーンについて。ソーセージと目玉焼き&食パンの焼き加減のリアリティが高く、度々登場する料理シーンに唸らせられました。食事シーンや料理シーンの演出や作画について聞かせてください。

藤井慎吾監督:料理シーンは作画はもちろんですが、撮影さんの特攻処理が特にいい味を出してくれたなと思います! 実際の映像が上がってきたのを見た時は、マッドボックスさんにお願いできてよかったと思いました。