「悩み聞きます」  坊主Snack(スナック)煩悩寺開店 若手僧侶がけさ姿で客もてなす

広島県東部の備後地域の若手僧侶たちが、悩みを抱えた客をもてなす“坊主スナック”を福山市内で始めた。店名は「坊主Snack煩悩寺」。月に1回、お酒を飲みながら心の憂さを晴らし、生きるヒントや、明日への活力につながる仏教の教えにも触れてもらう。
崇興寺(同市東川口町)の枝広慶樹住職(37)ら浄土真宗本願寺派の僧侶8人が企画。仏教と縁遠い人たちが気軽に立ち寄れる「夜の街のお寺」として昨年11月から、毎月第4日曜の午後8時から午前0時の間、スナック「ジジョ」(同市昭和町)を貸し切って開いている。
オープン初日は、けさ姿の僧侶5人が“ホスト”を務め、店内で香をたいて客を出迎え。水割りなどを作りながらおしゃべりを楽しみ、酔いが回るにつれ仕事や家庭の悩みなどを漏らす客の話にはじっと耳を傾けた。男性客=同市=は「堅いイメージのあったお坊さんと楽しく話せて親近感がわいた」と喜んでいた。
2時間飲み放題で3千円。読経の時間も設けている。
次回は1月22日。枝広住職は「多くの人が仏教に触れ、悩みや不安が少しでも和らぐ場所にしたい」と話す。今後、浄土真宗本願寺派だけでなく、他の宗派の僧侶にも接客役としての参加を呼びかけていく予定。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd6c20960be04c0e17e8c1802842cc12fb81eaf2

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