「銃殺してやる」奈良市長にメール…元首相銃撃現場の整備、市の決定に抗議

 安倍晋三・元首相の銃撃事件の現場となった奈良市の近鉄大和西大寺駅北側の整備を巡り、仲川げん市長に対して「銃殺してやる」などと脅迫する内容のメールが市に複数件寄せられていたことが、わかった。いずれも事件を伝える碑などを設置しない市の決定に抗議するものだという。

 仲川市長が19日の定例記者会見で明らかにした。事件現場を巡って、市は昨年10月、「事件を思い出したくない」との住民らの意見を踏まえ、当初の計画通り車道とし、近くに花壇を整備すると発表した。

 市によると、これ以降に脅迫のメールや電話が続き、今月も1件あった。公務に支障は生じていないが、市は県警に相談している。仲川市長は「言論の自由の度を超えている」と述べた。


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