https://www.chunichi.co.jp/article/626099

 大府市の少年少女野球教室が28日、同市横根町の大府市民球場であり、元プロ野球選手の清原和博さんが打撃を指導した。小学生79人が参加し、フォームを見てもらいながら、アドバイスをもらった。

 市主催の教室に、同市朝日町の不動産会社グローバルホームが協力して清原さんを招いた。子どもたちは市内の9チームの小学5、6年生たちで、数チームごとに指導を受けた。

 清原さんは、打撃はタイミングが大事だとして「ハンバーグ」と唱える間合いを伝授。また、素振りの重要性を説き「30~50本でも、毎日続けることが重要」と強調した。

 ほかにも、「ナイキのロゴマークのようにスイングして」「腰を回すには(右打者なら)右のおしりを回す意識をすればいい」など、独特の言い回しを多用して、子どもたちのスイングを修正していった。

 質問タイムでは個人的な技術の悩みや、現役時代の思い出などの質問にも丁寧に答えていた。「遠くに打つこつ」を質問し、清原さんに「脚の力をしっかり使えば身長170センチでも大きなホームランが打てる」と答えてもらった、同市大府小学校5年の泉明秀君(11)は「お父さんと一緒に考えた質問。なるほどと思った」と話していた。

 2時間近い指導を終えた清原さんは、閉会式で「みんなと同じ年頃に、テレビで大府高校の槙原(寛己)さんを見ていた。今日は大府の子に教えることができ、出会えて感謝」とあいさつして締めくくった。

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-626099