「韓国K-POP高校」に愛知の高校生を派遣 歌やダンス学んで交流

韓国が世界に発信するダンスミュージック、K―POP。その業界を支える人材を育てる韓国K―POP高校に、愛知県大府市が市内の高校生を新年度に派遣する。サマーキャンプへの参加やホームステイで交流を深めてもらう。

大府市は、WHO(世界保健機関)の提唱でつくられた健康都市連合に加盟。K―POP高がある韓国・忠清南道の洪城郡もその一つで、2018年から情報交換や交流を続けてきた。昨秋、洪城郡からK―POP高への派遣の提案があったという。

市は10人程度の派遣を見込む。ダンスや舞台照明など様々なコースを構えるK―POP高と今後、プログラムを調整する。K―POPを教える市内のダンススクールを始め、広く参加を呼びかけ、ダンスに限らない幅広い交流を期待する。

このほか、洪城郡からの訪問団受け入れや映画祭での作品交流など、新年度予算案に計約300万円を盛り込んだ。

K―POP高とは、忠清南道と友好協定を結ぶ静岡県が20~22年度、オンラインでのトークイベントを開催。参加した約20人の高校生が歌やダンスを学んだ。「隣の韓国にも友だちになれる人たちがいることを知ってもらえる良い機会だった」(静岡県地域外交課)といい、新年度は直接交流を見据えている。

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