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東京 新宿 多くの人に手話の魅力を知ってもらう催し

多くの人に手話について知ってもらおうという催しが11日、東京・新宿区で行われました。

この催しは手話の魅力を知ってもらおうと東京都などが開いたもので、会場に設けられたステージでは、生徒や児童による手話のパフォーマンスが披露されました。
このうち、都立中央ろう学校の高校1年生の生徒3人は、若い世代に人気の曲にあわせて歌詞を自分たちで考えた手話で表現していました。
また、都内にある明晴学園の小学6年生の児童は、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を手話で朗読しました。
会場の観客は拍手を意味する手をひらひらさせる手話で、熱のこもったパフォーマンスに応えていました。
パフォーマンスをした生徒たちは「見ていた友達に感想を聞いてみたいです」とか「先生のリズムをよく見て何度も練習しました。次も好きな曲を踊りたいです」などと振り返っていました。
会場ではこのほかEテレの番組「みんなの手話」の公開収録が行われたほか、コミュニケーションを支援する最新の装置が展示されたブースも設けられました。
会場を訪れた50代の女性は「手話を勉強中なので参加しました。手話がもっと広まるといいなと思いました」と話していました。
東京都福祉保健局の篠和子課長は「小さな子どもから大人まで参加していただけました。今後も手話を広げていきたいです」と話していました。