北九州市立大学は15日、研究費を不正に使用したなどとして、文学部の准教授(55)を諭旨解雇の懲戒処分にしたと発表しました。

7日付で諭旨解雇の懲戒処分となったのは、北九州市立大学文学部人間関係学科の男性准教授(55)です。

大学によりますとこの准教授は2016年からおととしにかけ、プリンターやテレビなど総額およそ35万円分を研究費で不正に購入したうえ、知人に無断で貸し出していました。

また大学からの許可を得ずに、派遣会社に登録して、業務時間内などで配送業で働いたほか、他の学校の非常勤講師として働いていました。

無許可での兼業従事は合計539件確認され、その内、勤務時間内のものは305件ありました。さらには研究室で、他人のID等を使用してチケット購入サイトに不正にアクセスしたとして、去年1月に略式起訴され、罰金刑を受けていたということです。

大学は謝罪したうえで、研修を行うなどして職員のコンプライアンス意識を高めていきたいとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c4cbed2236f4a730b83cb97d033eebfc06dd19e5