中国が対話型AIを警戒、「ChatGPT」は使用停止に…政府見解と異なる回答で

中国政府が、高度化する対話型の人工知能(AI)サービスに警戒感を強めている。中国新興企業のサービスや、米新興企業「オープンAI」が運営する「Chat(チャット)GPT」が相次いで使用停止に追い込まれており、政府の見解と異なる回答をする場合があることが原因とみられている。

中国メディアなどによると、中国の対話型AIサービス「ChatYuan(元語智能)」が2月上旬、法規に違反したとして、公開から3日後に使用できなくなった。
ウクライナ問題について「ロシアによる侵略戦争」と回答したり、中国経済について「構造的な問題がある。例えば、深刻な環境汚染や不動産バブルだ」と応じたりしたことが影響したとみられる。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20230304-OYT1T50154/