妻が新型コロナウイルスに感染したと嘘の報告をして、不正に4日間の休暇を取得したとして、奈良県の男性職員(55)が減給の懲戒処分を受けました。

 減給の処分を受けたのは奈良県庁の男性主査(55)です。

 県によりますと、昨年10月、男性主査は「妻が抗原検査を行ったところ陽性だった」と上司に連絡し、その日から4日間の特別休暇をとりました。

 翌月になり特別休暇を取得するための申請書類が提出されず、不審に思った上司が男性主査に話を聞くなどして調べたところ、男性主査の妻は、抗原検査で陰性で虚偽の報告だったことがわかりました。

 これを受け、奈良県は6日付けで、男性主査を2か月減給10分の1の懲戒処分としました。

 奈良県は「県政に対する県民の信頼を著しく損なうこととなり、大変遺憾に思います。職員の不祥事には厳正に対処し、全力をあげて信頼回復に努めるとともに、不祥事の再発防止を徹底してまいります」とコメントしています。

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