
ミャンマー国軍空爆、死者が168人に 民主派組織が発表
ミャンマー国軍による北西部ザガイン管区への空爆で、死者数が168人に達した。拘束された民主化指導者アウンサンスーチー氏を支持する民主派勢力「統一政府」(NUG)が13日夜、発表した。死者には子供も含まれ、18歳以下は40人に達した。死傷者はさらに増える可能性もある。
現地メディアによると、空爆があったのは11日午前7時45分ごろ。現地の民主派組織が開いた独自の地方行政組織の設立式典を、国軍の戦闘機やヘリコプターが襲撃し、爆弾を投下して機関銃で銃撃した。国軍は民主派を「テロリスト」だと非難し、空爆を正当化している。
国軍に暴力の即時停止を訴えてきた東南アジア諸国連合(ASEAN)は13日の声明で、「民間人の命が奪われたことを強く非難する」「あらゆる暴力、特に民間人への武力行使は直ちに止めなければならない」と国軍を非難した。(ヤンゴン=福山亜希)
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