児童が校庭のくぎに滑りこむように転倒し、ひざを十数針縫う大けが 校庭からは計544本のくぎやフックが見つかる

東京・杉並区の小学校の校庭で児童が転倒した際に数ミリ飛び出していたくぎに膝が当たり、十数針縫う大けがをしていたことがわかりました。

先月13日、杉並区立荻窪小学校の校庭で体育の授業中、鬼ごっこをしていた児童が滑りこむような形で転び、2ミリほど地面から飛び出していたくぎに左膝が当たりました。この事故で児童は左膝を十数針縫う大けがをしました。

学校の説明によりますと、くぎは体育の授業などで、目印としてテープを打ちこむ際に使われていたもので、長さはおよそ12.5センチありました。

教職員らが点検したところ、校庭にはおよそ325本のくぎや金属製のフックが見つかりました。さらに金属探知機を使って調べたところ、くぎやフックはあわせて544本見つかったということです。

校長は児童が大けがをしたことや校庭から大量のくぎなどが見つかったことについて、「『人災』と捉えられてもしかたない」と児童や保護者らに謝罪をしたということです。

荻窪小学校では、今後、くぎは使わず、プラスチック製の置き型のマーカーを使うとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a41f39c4d261f73c55590b9baff99ac42dcff1e