ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアは、国境を接する広い地域で攻撃を強めているという指摘が出ていて、ウクライナのゼレンスキー大統領は各国に一層の支援を訴え占領地の奪還を目指す姿勢を強調しました。
ウクライナ大統領府のイエルマク長官は17日、ロシアと国境を接する東部ハルキウ州や北東部のスムイ州、それに北部のチェルニヒウ州でロシア軍が攻撃を強めているとSNSに投稿しました。

16日までの1週間であわせて160回を超す砲撃があり、子どもを含む16人が死亡したとして非難しました。

ゼレンスキー大統領もロシア軍が広い範囲に砲撃を続けていると非難し、南部ヘルソン州でも17日、5歳の男の子が犠牲になったことを明らかにしました。

その上で「国際社会は今以上に足並みをそろえてロシアに圧力をかける必要がある。敵を倒すための兵力の強化、国民を守るためのさらなる支援が必要だ」と述べ、占領地の奪還を目指す姿勢を強調しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230518/k10014070991000.html