共産党政策委員長、毎日新聞社説に「見識欠く」…言論への過剰反応に左派から苦言も
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230210-OYT1T50232/

 共産党の田村智子政策委員長は10日の記者会見で、党首公選制を求めた党員の除名処分を「時代にそぐわぬ異論封じ」と論じた10日付の毎日新聞の社説に対し、「政党の自由に対する攻撃で、あまりにも見識を欠いたものだ」と批判した。

同党は同様の社説を掲載した朝日新聞にも反論している。言論での提案や批判に「反撃」する姿勢を巡り、主張の近い左派系知識人からも苦言が相次いでいる。

野党共闘を支援してきた法政大の山口二郎教授は、他党同様の党首選を提案した党員の除名について、ツイッターで「市民社会の常識を共有する党になる必要がある」と指摘。元党員の有田芳生元参院議員は「社説は党外の一意見だ。批判を『攻撃』と表現するのは党内を結束させるためだろうが、一般人には違和感しかない」と語った。