日本サッカー協会の副会長でもあり、男子2部リーグのV・ファーレン長崎の元社長でもある高田氏は、2011年に日本が優勝したにもかかわらず、日本の女性アスリートに関するメディアの描写は役に立っていないと語った。

「日本では特に、女子スポーツ選手の見た目の魅力やかわいらしさが注目される傾向が強い」と彼女は言う。「サッカーの競技力がどれだけ向上しても、その側面に興味を持ってもらうのは難しい。」

「日本のジェンダーギャップ指数が、現在の日本の女子スポーツを取り巻く問題にどこまで反映されているのか、世界の人たちはあまり意識していないのではないでしょうか」と高田さん。「ジェンダーギャップに関して、どの国もこれほど時代を先取りしているのは驚くべきことだと思います。」

日本は世界経済フォーラムが発表したグローバル・ジェンダー・ギャップ指数で116位にランクされ、主要7カ国(G7)の中で唯一100位圏外となっている。

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「もし日本社会にこれほど大きな男女格差がなく、女性に対する啓蒙がもっと進んでいれば、女子サッカーももっと身近なものになると思う」と高田氏は言う。

「なでしこ」の2011年の優勝は、東北地方を襲った大地震と津波の数ヶ月後ということもあり、特に意義深いものだった。

「なでしこたちは、東日本大震災の後、自分たちのベストを尽くすことで、日本の人々に勇気を与えようと決意したのです」と高田氏は語った。
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