「将来、社長になりたい」たった1割、希望の年収は?
https://news.yahoo.co.jp/articles/caec608624df717499e209fc4f9831db626db410

 将来「社長になりたい」と考えているビジネスパーソンは、どのくらいいるのだろうか。ビジネスコーチ(東京都港区)が実施した「昇進昇格」に関するアンケート調査によると、一般社員の8.6%、管理職の12.4%、全体の10.5%が「社長になりたい」と回答していることが分かった。

 役職別/男女別では、一般社員のうち「社長になりたい」と回答した男性は12.0%に対し、女性は4.1%。一方、管理職で「社長になりたい」男性は12.0%に対し、女性は13.5%だった。

 将来社長になるとした場合の不安要素は、1位「責任の重さに耐えられるか」(28.8%)、2位「能力が不足してないか」(22.4%)、3位「成果を出せるか」(21.8%)となっている。

 特に従業員規模5000人以上になると、社長になるとした場合の不安要素は圧倒的に「責任の重さに耐えられるか」が大きく、同社では「規模が大きい故の不安(大多数の社員の生活保障、社会に対する責任など)からくることが想定される」としている。

社長になった場合の希望年収
 社長になった場合の希望年収は、1位「3000万~4000万円未満」、2位「2000万~2500万円未満」で、平均すると「4200万円」だった。

 課長職、部長職、社長職の各役職における希望額で最も回答数が多かったのは、課長職「1000万~1500万円未満」、部長職「1500万~2000万円未満」、社長職「3000万~4000万円未満」となった。

 「社長になりたい理由」を自由回答で聞いたところ、「会社を発展させたい」「世界のために働きたい」「経済を動かしたい」といった、やりがいや社会貢献を連想させるワードが多く見受けられる結果に。

 「役職に上がるにつれて、視野、視座、視点の広がりが起こり、自分軸で物事を考えるのではなく、全体軸で考えるようになる人が多いと考えられるのではないか」(同社)

 調査は5月29日~6月4日、インターネット上で実施。従業員数500人以上の企業に勤める20歳以上の一般社員(役職なし、主任、係長)500人および管理職以上(課長、部長、本部長、社長)566人を対象に実施した。有効回答数は1066件。