エアコンを買うお金がなくて死ぬ…40度の猛暑に追い詰められる米貧困層
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f81b808b5eee3d915fe9872d3afb3f515892f19

APによると、アリゾナ州フェニックス市では27日連続で摂氏43度を上回る間、室内で9人が命を失った。彼らはエアコンがなかったか、エアコンの電源を入れていなかったという共通点があった。
2021年オレゴン州ポートランド市で猛暑で死亡した約54人もエアコンがなかった。

ボストン大学が米国115都市を調べた結果、貧困層と有色人種は冷房施設なしで猛暑に見舞われる可能性が富裕層・白人などに比べてはるかに大きいことが分かった。
ミシガン州デトロイト市の白人世帯のうちエアコンがない割合は4%未満だ。一方、黒人世帯は15%に上る。

低所得層、有色人種が多く居住する地域の気温は相対的に高いという研究結果もある。調査を行ったサンディエゴ大学の研究チームは、低所得層が主に居住する地域に気温を下げることに効果のある街路樹があまり植えられていないためだと説明した。

環境団体アメリカン・フォレストによると、コロラド州デンバー市の場合、森が作られた富裕層地域よりアスファルトが広がる低所得層居住地域の気温が8度ほど高かった。