アザラシの体調不良がきっかけ「物を使って遊ぶことを控えて」 水族館の“おねがい”が話題に 札幌
2023年 8月 7日 18:32 掲載

札幌の水族館が先日SNSに投稿したある文章に対して共感の輪が広がっています。動物との触れ合い方に関するものです。

「大切なお願い。お客様がご持参の「物」を使って遊ぶ方が増えてきておりますが、彼らは加減を知らないため興奮し過ぎてしまい、最近、餌を食べなくなったり食べ物を吐き出したりすることが見られました」

今月2日、SNSにこう投稿したのは、札幌市厚別区の新さっぽろサンピアザ水族館です。先月末ごろから飼育・展示しているゴマフアザラシのさいごう君の体調に変化が現れ、心配したスタッフが館長らと相談し、注意喚起のために投稿したといいます。

「彼らは自らセーブできないため、「物を使って遊ぶ」ことをお控えくださいますようご協力をお願いいたします」

新さっぽろサンピアザ水族館・福田利幸館長)
「「物」全般的になんです。例えば光を発するものだったり、人形やタオル、傘などをお持ちになってコミュニケーションをとる人が増えた」

現在1歳のさいごう君は好奇心が旺盛な年頃で、来館客が持ってきた「物」に過剰に反応してしまうといいます。水族館は、張り紙での注意喚起も行っていて、「物」を使って遊ぶ人が減り、さいごう君の体調も回復しているといいます。
https://www.htb.co.jp/news/archives_21916.html