高知県教育委員会は、校長と同じ苗字の印鑑を購入し、公文書を偽造するなどした中学校の事務職員について、16日付けで停職1年の懲戒処分としました。

県教委によりますと、黒潮町の大方中学校の事務職員の女性(27)は昨年度、旅行命令簿や部活動の活動実績報告書などの公文書21件について、校長と同じ苗字の印鑑を購入し、校長が押印したように装うなどの偽造をしたということです。

また、修学旅行の際、旅行会社から見積もりを取っていないにもかかわらず前年度分の見積書の日付を打ち換えるなどして虚偽の報告を繰り返したということです。修学旅行の出発は日程が5日遅れたということです。

さらに、教材の発注を怠ったり、学級で集金されたお金を口座に振り込まずに自身で保管したりしていたことなども分かっていて、県教育委員会は「極めて悪質な行為」として女性職員を16日付けで停職1年の処分としました。女性職員は「仕事ができないと思われたくなかった」と話しているということです。

このほか、詐欺の罪で起訴されている高知東高校の男性教諭(56)と、酒気帯び運転で摘発された四万十高校の会計年度任用職員の男性(69)についても、懲戒免職処分としました。

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