https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230824/k10014172381000.html

長年福一で放射性物質の調査をしてる東大教授のツリー
https://imgur.com/wXPp8lY.jpg


K. Shozugawa
@sunbaiman
海洋放出された処理水が、どのように漂って拡散していくのか、シミュレーションと並行して、実測ではトリチ以外の核種が拡散評価に用いられることになるのかな、と推定しています。

海水中の129I(放射性ヨウ素のひとつ)はその候補の一つ。放射能ではなく、質量分析計で測定できるので精度良くチェックできる利点がある。

処理水の拡散評価が簡単なのは、「処理水だけに存在する核種」があればモニタリングしやすい。ただ、海洋放出前の沿岸域でも129Iは検出できていて、岸壁あるいは地下水を通じて海に漏れてきていることは間違いない。そうなると放出による「上乗せ」分を評価するのは大変。

129Iに限らず137Csも少なからず1Fから漏れてきているので、少なくとも現時点で環境に影響を与えているのは処理水よりも「漏れ」の方。(先般のクロソイの例しかり)

モニタリングにはこの他いくつかの核種が想定されます。海外勢と協力しながら、今後何十年続く海洋放出の評価をどうすれば効率良く行うことができるのか、地道に模索していきます。

(といいながら、1F周りの地下水のトリチ見つけただけで何年かけて調べたんだよって話で。環境相手の調査ってめちゃくちゃ時間と手間がかかるんです...)