水産庁、ALPS処理水の海洋放出後初となる水産物調査:
ヒラメ体内からトリチウムは「不検出」
8/26(土) 15:31配信



水産庁は8月26日、福島第一原発から出るALPS処理水の海洋放出後初となる
水産物中のトリチウム濃度の迅速分析の結果を公表した。サンプルとして
捕獲したヒラメとホウボウの体内のトリチウム濃度を調べた結果、
検出できる最小の数値で、「不検出」と判断した。同庁は今後、
連日同調査を行う。数十年にわたっての継続検査やその他核種の
検査が必要となる。(オルタナ編集部・下村つぐみ)

水産庁は、2022年から水産物中のトリチウム濃度を継続して測定してきた。
これまでの調査では、福島県沖におけるすべての水産物でトリチウムは
検出限界値を下回った。

26日15時30分ごろに処理水放出後、初となる迅速分析の結果を公表した。
福島第一原発から5キロほどの海域に網を2か所仕掛け、
捕獲した魚(ヒラメとホウボウ)に含まれるトリチウム濃度を測定した。

同庁は、できるだけ早く生産者や消費者に情報を提供するため、
連日水産物のトリチウム濃度を測定する予定だ。測定結果は
同庁サイトで公表する。今後、数十年にわたっての継続検査や
その他核種の検査が必要となってくる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e5b0d7cba29360efe7545ad459a0365390fd51e9