https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/697510

 知人の暴力団組長に不動産の登記情報を漏らしたとして、札幌法務局は釧路地方法務局に所属する50代の男性職員を停職6か月の懲戒処分としました。

 懲戒処分を受けたのは、釧路地方法務局の50代の課長級の男性職員です。

 札幌法務局によりますと、男性職員は、札幌法務局に在職中の2021年1月~10月に、中学の同級生だった暴力団組長からの要求に応じ、権限がない登記情報システムに5回アクセスし、不動産の地番などを不正に入手。

 そして、入手した情報を暴力団組長に伝えたほか、登記申請をするための書類の作成方法を指南したということです。

 暴力団組長に伝えた情報には、特定の法人の代表者の氏名など個人情報も含まれていました。

 去年11月、警察から、登記情報の入手した経緯について札幌法務局に問い合わせがあり、内部調査した結果、男性職員が暴力団組長に伝えていたことが発覚しました。

 登記情報は、有料で一般公開されているものですが、権限がない登記情報システムにアクセスして入手し、外部に流出させたことなどが個人情報の漏えいにあたるということです。

 男性職員と暴力団組長は、中学時代の同級生で、時期は判明していませんが、同窓会で再会していました。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/697510?display=1