性転換した元男性“美しすぎる受刑者”が国を提訴した理由と忍び寄る身体への異常(週刊女性PRIME)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8db6d019e35cb3a64f6a4d92d21e19d30162f842

(前略

菊池受刑者は、2004年に心と身体の性が一致しない性同一性障害と医師に診断され、逮捕されるまで10年以上にわたって朝夕に各3錠ずつホルモン剤を服用していました。逮捕後、警察署の留置場ではホルモン剤を処方してもらえたが、その後に入った東京拘置所や刑務所では、処方してもらなかった。これにより、精神的に不安定になり苦痛を受けたと訴えたのです」

(中略

菊池さんは精巣も手術で摘出していますし、当然、卵巣もない。

さらに長年飲んでいたホルモン剤の服用も突然やめたわけですから、体内にまったくホルモンがない状態であるため、ほぼ確実に更年期症状がでる。これは産婦人科医なら常識です。さらに彼女に現れていた症状のほとんどが、ホルモン欠乏による更年期症状だと説明がつきます」

裁判では精巣や卵巣以外からもホルモンは分泌されるとの指摘もあったが?

「脂肪細胞などから多少は女性ホルモンが分泌されますが、それではまったく足りない。だからこそ、更年期の女性が非常に苦しんでいるわけです」

(中略

菊池受刑者は刑務所で、男性芸能人に似ていると言われてカッとなり、

「ばばあ、ブス。死ね」

などと暴言を吐いて懲罰房に入ったことも。その一方、

「先生、いま私って女の子にしか見えないですか?」

と医師に尋ね、肯定されるとニコニコとした表情を見せていた。きっと今も、自分の容姿が女性のままか、気にし続けているはずだ。病魔に身体を蝕まれながらも……。

(後略