2022年8月に発生したパスワード管理アプリ「LastPass」のソースコード流出事件では、発生当初は「ユーザーのパスワードが盗まれた証拠は見つかっていない」とされていたものの、11月末になってユーザーデータへの不正アクセスがあったことが判明しました。新たに、LastPassから盗み出されたユーザーパスワードが解読され、仮想通貨の盗難に悪用されている可能性があると、セキュリティブログのKrebs on Securityが報じています。

LastPassはユーザーが設定したマスターパスワード自体を保存しておらず、暗号化が非常に強力であるため、ハッキングに対しても安全だとアピールしてきました。しかし、ハッカーが暗号化されたVaultデータそのものを手に入れた場合、ハッカーはオフラインで大量のパスワードを試すブルートフォース攻撃を実行することが可能であり、いずれマスターパスワードのクラッキングに成功する可能性があるとのこと。

https://gigazine.net/news/20230906-lastpass-breach-cryptocurrency-thefts/

参考: PassGANでの攻撃に必要な時間
https://asset.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/1492/292/03_o.jpg

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1492292.html