
新庄剛志監督(51)が就任した昨季、1年かけて行った〝トライアウト〟は何だったのか。0―10で大敗した10日の西武戦では野村佑希内野手(23)を二塁、郡司裕也捕手(25)を左翼で途中出場させました。この期に及んでまだ新たなポジションを試しているのです。いまはキャンプやオープン戦ではない。記念すべき新球場の開場1年目の公式戦です。素晴らしいハードに対してあまりに中身、ソフトが見劣りします。チームとして成長が感じられないのです。
エスコンフィールドに足を運んだファンの声が気になり、生の声を聞いてみました。
「新球場を一度見たくて来てみました。食事も美味しかったし、きれいで大きくて本当に海外の公園みたいですごいです」(20代女性)
「家族で球場の周りだけでも歩いてみようかって来てみました。試合は見るとストレスだから、家で結果を知るだけでいいです」(40代男性)
野球目当てでなくても楽しめる場所にするという新球場の目的は達成されていますが、肝心要の野球の魅力は思いのほか伝わっていません。ファンの声は正直で、的を射ていると思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c162c76ef0d79a10c577e19b53c03ed107bd377c