ウクライナ政府は10月1日から、医学や薬学などの教育を受けた女性の国民を対象に兵役登録を義務付ける。登録されると、招集を待機する間、国外への移動が制限される。戦闘の長期化で、徴兵を免除する基準の厳格化も進んでいる。

 ウクライナ軍の9月7日の発表によると、兵役登録の対象となるのは医師、歯科医師、看護師、薬剤師、助産師など医療現場で勤務経験のある18~60歳の女性。学位や勤務先などから適格かどうかを判断する。軍はこうした女性について「男性と対等な立場で軍務に従事する」としており、特別に一時的な出国が認められる場合を除き、国外への移動も制限される。ただし、学生や妊娠中、健康上の理由がある場合は免除される。

https://mainichi.jp/articles/20230917/ddm/007/030/116000c