ただし株価は下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-21/S4HT2HDWLU6801
エヌビディア、高い期待に見通し届かず株価下落−驚異的な収益増続く
Ian King
2023年11月22日 6:51 JST 更新日時 2023年11月22日 11:47 JST
売上高見通しは平均を上回ったが、210億ドルという一部予想に届かず
AIブームの下で年初来の上昇率は242%、評価額は1兆2000億ドル
人工知能(AI)向け半導体で圧倒的シェアを占める米半導体メーカー、エヌビディアは、今年11月−来年1月(第4四半期)の売上高見通しが、AIブームに伴う一部の高い期待を下回った。21日の米株市場の時間外取引で、株価は一時6.3%下落した後、約1%安と下げ渋った。
エヌビディアが21日発表した第4四半期の売上高見通しは約200億ドル(約2兆9700億円)。ブルームバーグが調査したアナリストの予想平均(179億ドル)を上回ったが、210億ドルという一部の高い予想に届かなかった。米国の対中輸出規制などの影響で、中国向けの著しい減少を見込む。
今年8−10月(第3四半期)の決算は、売上高が181億ドルと3倍以上に増え、一部項目を除く1株利益も4.02ドルと前年同期(0.58ドル)から目覚ましい伸びとなった。だが一部投資家の期待はそれ以上に大きく、市場の反応は冷めたものとなった。
AI開発向けの主力製品である画像処理半導体(GPU)を使うデータセンター部門の売上高は145億ドルと、前年同期比279%急増した。パソコン(PC)部門も業界全体の減速から持ち直し、売上高は 81%増の28億6000万ドル。第3四半期の業績について、アナリストらは売上高が約160億ドル、1株利益は3.36ドルと見込んでいた。
