石川県 ボランティアを被災地に派遣へ 家財の片付けなど
2024年1月27日 1時54分

能登半島地震の被災者を支援するため、石川県は27日から、県に登録したボランティアを被災地に派遣することになりました。27日は七尾市と志賀町、穴水町で、およそ80人のボランティアが家財の片付けなどを行うことにしています。

ボランティアは▽志賀町に45人、▽七尾市に20人、▽穴水町に15人程度、27日から派遣され、被災した住宅で家財の片付けを行ったり、災害廃棄物の仕分けなどの作業を進めることにしています。

被災地では宿泊施設が不足していることなどから、当面は金沢市内と現地をバスで往復しながら日帰りでボランティアを派遣するということです。

一方、輪島市や能登町などでは、ボランティアについてどのような支援が必要か調査を行っています。

石川県によりますと、現地で対応できる自治体などの職員の数が十分ではなく、一日に受け入れられるボランティアの人数にはかぎりがあるとしています。

また、県は、ボランティア活動について、大きな渋滞につながり緊急車両が通れなくなる可能性があるため個別での活動は控え、県に事前登録を行うよう呼びかけています。

ボランティア 日帰りでの派遣など課題も
石川県によりますと、被災地では宿泊できる施設が少ないことなどから、当面は金沢市内との間をバスで往復しながら日帰りでボランティアを派遣することにしていて、活動時間をどこまで確保できるかが課題だとしています。



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240127/k10014336481000.html