被災者の食事 栄養の偏りを懸念《能登半島地震から1カ月》「主食がほしい」炊き出しで聞いた現地の声

想像よりももっと大変な状況があったという風に思いました。家がこれでもかってぐらい壊れているのを見てしまって、それが道路を塞いでいる状況で」
こう話すのは、1月20日から3日間、石川県珠洲市で支援活動を行った福島県郡山市のNPO団体「ハートネットふくしま」の吉田公男さん。

現地で炊き出しを行った吉田さんは「能登半島にある業者がまだ再開出来ていいないので、お弁当を届ける業者がいないという話なんです。
毎日お弁当が全く届かない、だから汁物だけでなく主食が欲しいと言われた」と話し、現場の要望に沿った食料支援が必要だと感じたという。

地震から1カ月経っても、状況は変わらないという。吉田さんは「物資で届くのは菓子パンなんですよ。甘いパンです。確かにカロリーはありますから、
食事の代用にはなるんですけど、ご飯で食事として食べるパンではないい物が多い。カップ麺も毎食はきついです、やっぱりご飯です」と話し、
必要と感じているのは栄養のバランスだ。

https://www.fukushima-tv.co.jp/localnews/2024/02/2024020100000012.html