「能登へ思い届け」ようかん販売 千葉経済学園と和菓子店、2種開発

千葉経済大学などを運営する千葉経済学園は9日、県内の和菓子店と共同開発したようかんを千葉都市モノレールの千葉駅で販売した。能登半島地震の被災地を支援するために、学園の大学生や高校生などが参加するボランティアセンターが企画した。売り上げは被災地に全額寄付する。

ようかんは成田市の老舗和菓子店「なごみの米屋」と協力して作った。バレンタインの時期を意識した「ちょこれーと羊羹(ようかん)」と、県産ブルーベリーピューレを使った「ブルーベリー羊羹」の2種類を用意した。

なごみの米屋は学園の卒業生が多数いる。在校生たちは2022年7月ごろから1年半をかけて打ち合わせを重ねた。商品を考えつつ、パッケージもデザインが得意な生徒が描いた。

売り上げは小児病棟の子どもたちなどに寄付するつもりだった。だが、能登半島地震を受けて被災した子どもたちの支援に使ってもらう方針に変えた。

この日は約40人が改札前で3時間にわたり、募金を呼びかけた。大学2年の伊藤千尋さん(20)は「思いを込めてようかんを作った。私たちの気持ちが能登の人たちに届いてほしい」と話した。10日にも午後3時から販売する。

1月10~12日にも、約70人が募金活動をして約114万円を被災地に寄付した。(マハール有仁州)

https://digital.asahi.com/articles/ASS2976CFS26UDCB013.html

https://www.asahicom.jp/imgopt/img/6914ef8663/comm/AS20240209003930.jpg