岩手医大医学部内科学講座の長谷川豊特任准教授らのグループは、脂肪燃焼や基礎代謝向上の働きがある細胞を活性化させる化合物を発見した。肥満対策や新たな治療薬開発につながる可能性があり、減量だけでなく、メタボリック症候群などが引き起こす糖尿病治療への応用も期待される。

 同グループは、体内の脂肪や糖質を消費して熱を生み出し、基礎代謝を上げる「褐色脂肪細胞」に着目。試験を繰り返し、4800に及ぶ候補の中から同細胞を活性化させる化合物を見つけ出した。

 高脂肪の餌を与えて肥満状態にしたマウスに、今回発見した化合物を投与すると、体重が5~10%減少。投与しなかったマウスと比較すると、その後の体重増加も緩やかになった。脂肪肝の軽減や基礎代謝上昇などの効果も確認できた。

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 記事全文は、2月17日付の岩手日報本紙をご覧ください。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2024/2/18/158397


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