日本高野連が盛岡誠桜に2度の「厳重注意」 引退後の部員の飲酒・喫煙や監督らの暴言の調査要請に応じず 校長は「高野連が支配・介入するものではない」と抗議

日本高野連は、盛岡誠桜高校(岩手)が日本学生野球憲章に違反している疑いがある事についての調査の要請に応じなかったとして、2度の厳重注意をしたと発表しました。

これは19日に日本高野連が発表したもので、盛岡誠桜高校への厳重注意は1月24日と2月16日の2度です。
日本高野連が求めた調査の内容は、複数の3年生部員が引退後に飲酒や喫煙をしたとされることや、監督が1年生部員に、副部長が授業中生徒に、それぞれ暴言を浴びせたという疑いについてです。
日本高野連は去年8月下旬に寄せられた情報に基づき、盛岡誠桜高校に調査の実施と結果の報告を求めてきましたが、学校側は応じなかったということです。

盛岡誠桜高校の附田政登校長は取材に対し、既に学校側で調査し、飲酒・喫煙した3年生は自主退学したこと、そして副部長の暴言は野球部の指導とは関係がないと説明しました。その上で、調査結果を報告すると個人が特定される可能性がある上、今回のことは学校生活で起こったことであり、野球とは関係がないため、結果を報告する必要はないと主張しています。

(盛岡誠桜高校 附田政登校長)
「高野連がどうのこうの支配・介入するものではない」

そして既に日本高野連に経緯の報告を済ませているとして、今後、厳重注意の撤回を求めていくとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5834c9c8299e888bc3bd4f087302c45015f0f280