初老祝いとは、初老を迎えた男性が親族・知人・友人にお祝いを配るならわしです。初老とは数え年の42歳(満40歳)のことですが、現代の感覚で数え年42歳(満40歳)が初老と言われるとしっくりきません。しかし、初老は還暦・古稀・喜寿・傘寿・米寿と同じく「賀の祝い(がのいわい)」にあたり、平均寿命の短かった室町時代末期から行われてきた長寿の祝いのひとつです。

男性は「初老」と「大厄」を同じ年齢で迎えるため、初老祝いは「男性の厄落とし」の一面も持っています。

ちなみに厄年は災厄に遭いやすい年齢であると同時に、節分で年女・年男と一緒に豆まき役をしたり、神輿(みこし)をかついだり、神事に積極的に関わる「神役(しんやく)」を任される年齢です。今では「厄」の面ばかりが目立ちますが、「役」を意味する年齢でもあります。

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