ニセ前澤友作氏「今すぐ買え」 著名人かたるSNS投資詐欺 被害総額は約278億円に

日経平均株価が4万円を超え、新NISAのスタートで投資熱が高まるなか、著名人をかたるSNSの広告による投資詐欺が相次いでいます。

■ニセ前澤友作氏「今すぐ買え」あおり特徴

 ZOZOの創業者で実業家の前澤友作氏や、メディアへの出演が多い経済ジャーナリストの荻原博子氏が登場するSNSの広告です。

ニセ広告
「絶対に売らない 死ぬまで保有したい 高配当株5銘柄」
「富裕層になるための鉄則」

 これらはすべて偽物です。無許可で画像を使い、金をだまし取ろうとするSNS型投資詐欺の手口の一例です。

 警察庁は7日、その実態を発表。去年は後半から被害が急増し、全国で2271件、被害額はおよそ277億9000万円に上ったことが分かりました。

 多くは500万円以下ですが、1億円以上も26件、最も高額な被害は3億4000万円でした。

 著名人があおるように呼び掛けることが、ニセ広告の特徴です。

ニセ広告
「今すぐに買え! 2023年100倍 11月の最強株!」
 無断で写真を使用された前澤氏は公式Xに、「僕の写真を勝手に使った詐欺広告が一向になくならない。通報しても通報しても次から次へと出てくる」と投稿しました。

 荻原氏も、「私は人に投資なんか勧めたことない。詐欺に使われているのは本当に怒り心頭ですよね」とコメントしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/66906c85b2007c1c36afe1676c7c68f6a8cfa237