ジャガイモ生産のジェーピーファーム(長崎県雲仙市)は25日、雲仙市内でジャガイモの保管施設と選果設備の落成式を開いた。新施設の稼働により湖池屋のポテトチップスに使う長崎県産の「ながさき黄金」増産に対応し、安定供給につなげる。

施設は鉄骨造一部2階建て。延べ床面積は480平方メートルで、175トンのジャガイモを保管できる。建屋内の選果設備は、カメラで撮影した画像でイモの大きさを判定・仕分けする。2台の選別機で1時間あたり2万1600個を選別し、1日20トンの出荷が可能だ。

総投資額は1億3800万円で約半分を補助金でまかなった。ジェーピーファームの宮崎洋平社長は「市場が求める品質のジャガイモを供給するため省力化に取り組んでいく」と述べた。

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