「県を信用していたのに」「防災拠点と聞いて土地を売った」住民らが憤り...前知事の計画を覆して表明『メガソーラー計画』
"予算案"否決も知事は諦めない姿勢「これ以上に優れた案はない」

ゴルフ場跡地がメガソーラー予定地に?街には「反対!」の看板

これに「県にだまされた」と訴えるのは、五條市の山林を管理する辻本國治さん。
もともとゴルフ場跡地一帯は地元住民が所有する土地でしたが、県から「防災拠点にしたい」と説得され、
20回以上もの説明会の末、2022年に売却に踏み切りました。

そんな中、今年2月、知事による住民説明会がようやく開催。約150人が集まり、怒りが爆発しました。

(地元住民)「こういう勝手な話をされたら3年4年かけて進めてきた話が水の泡になるんです」

(山下知事)「ここに2000m級の滑走路をつくるという前知事の発想自体が誤っていたと私は考えておりまして、
そのような不必要なものを関連道路も含めて1000億円をかけてつくることが、
納税者である全県民の同意は得られないであろうと」

(地元住民)「1円たりとも無駄にしたくないというのなら今まで説明会にどっさりお金かけてきましたやん。
それを全部どぶに捨てて。私らは県を信用してやっているんですよ。
それを全て覆すのは県との信頼関係はまったくありませんやん。うそついてもいいんですか?」

住民が厳しい口調で詰め寄る一幕も。これに対して山下知事は…。

(山下知事)「知事が変われば県の方針も変わるのは当たり前です。
知事が変わっても前の知事と同じことを必ずしないといけないのであれば、
なんのために4年に1回選挙するのかわかりません」

(地元県議)「地元の同意は関係ないのでしょうか?」

(山下知事)「今回の計画を進めるにあたりまして地元の同意や許認可を必要とする法令はございません」

両者一歩も譲らぬまま説明会は終了。住民側は2回目の開催を求めていますが、
この日以降、知事が五條市を訪れることはありませんでした。
https://www.mbs.jp/news/feature/hunman/article/2024/04/099768.shtml