「話がちがう!」4月中に早期退職する新入社員…企業側は情報開示、就活生は自己分析を

新年度がスタートしてまもなく3週間。本人に代わって退職の意向を企業側に伝える退職代行サービスを行う会社には早くも新入社員からの依頼が相次いでいるという。

「入社前と話がちがう」。多くが労働環境への不満だというが、人材獲得競争が激化する中、企業にとって時間やコストをかけて採用した社員の突然の退職は避けたいところ。
こうしたミスマッチをどう防げばよいのか。

退職代行の依頼、20分ほどで完了

「退職希望の旨を、本人に代わりお伝えさせていただきます」。
丁寧な口調で電話をかける女性。「退職代行モームリ」を展開するアルバトロス(東京都大田区)の担当者だ。

退職を希望する女性の依頼を受け、企業側に退職の意思を伝えて交渉。
退職届を郵送することや、貸与物の返却の手順などを確認し、あっという間に手続きを終えた。中には、20分ほどで終わるケースもあるという。

https://www.sankei.com/article/20240420-F7TIV5V6HVKLZABQZUKOXBS3JQ/