カイロ大名誉を傷つけられた、カイロ大を守るために発言した
ーーあなたと小池知事に利害関係はありますか。
(ハムザ教授)
全くありません。彼(小島氏)は、何か恨みを晴らすためにやっているのかもしれませんが、それも私には関係のないことです。小池さんが今度の都知事選挙に通るか通らないかも、私には関係のないことです。私は、埼玉に住んでるし、そもそも日本人ではない。
今春からカイロを離れ、東京国際大学にきました。小島さんたちにカイロ大学の名誉を傷つけられたから、カイロ大学の名誉を守る、そのためにまずは説明をしたいと思ってます。もしかしたら、小島さんたちは勘違いをしているのかもしれませんので。カイロ大学のシステムをわかっていないから、説明をしたいと考えたまでです。
不正な卒業証書は「ちょっと失礼な話」
ーー小池知事の卒業証明書が偽造されたものではないかという疑惑があります。記者会見でもハムザ教授は<卒業証明書で小池氏の肩書が「Mr」と男性形で書かれていたことに「日本人や中国人は名前を見ただけでは男性か女性か分からない。(『Mr』は卒業証書に最初から記されている)フォーマットで、写真は後で貼る」。写真が貼ってあるにもかかわらず、女性形になっていなかった事情を明かした>(東スポWeb、6月19日)と主張しています。
(ハムザ教授)
(小池知事の卒業証明書は)偽造ではないです。なぜかと言いますと、私も、同じタイプの卒業証明書を持っているからです。私は(小池知事と)ほぼ同世代で、カイロ大学を卒業しています。小池さんは76年卒業で、私は78年。彼女は文学部社会学科で、私は日本学科で、学科は違うのですが同じ学生課から発行されたものなので全く一緒のものです。
ーーエジプトの国立大学ではカイロ大学も含めて、不正な卒業証明書がたくさん発行されるという報道がありました。どうして、小池知事のものが、不正なものではないと言い切れるのですか。
(ハムザ教授)
その報道はちょっと失礼な話だと思います。その上で、不正な卒業証明書とは、偽造された卒業証明書ということではないでしょうか。偽造するのは大学の人ではないのです。偽造の卒業証明書とは、卒業していないのに、卒業していると偽造することです。しかし、彼女(小池知事)の場合は、カイロ大学に、卒業したという記録があります。