外国人が日本人の無反応をバカにするのが流行ってるけど、日本人の「無反応」や「過剰な無視」って、マナーの問題じゃなくて、もっと深い心理的・社会的な背景があるんよ。



1. 全体主義的な教育と「無反応」

日本の教育は長い間、「空気を読む」「出る杭は打たれる」「和を乱さない」みたいな価値観が重視されてきたの。これって一種の同調圧力による感情抑圧で、学校での「異物=悪」「違和感=排除対象」みたいな反応が強く刷り込まれるのよ。

こういう環境で育つと、自分の感情を出すことや違和感を口にすることを避けるようになるの。だから、目の前で非常識なことが起きても「自分が何か言うのは間違いかも」とか「他の人も何も言ってないし」と思って黙ってしまう。これはすでに**内面化された監視(内面の警察)**が働いてるとも言えるのよねー。



2. 複雑性PTSDとの関係

CPTSD(複雑性PTSD)は、長期的・繰り返されるトラウマ(たとえば、家庭や学校での継続的な心理的支配・暴力など)によって生じるもので、特徴的なのが:
• 自己感覚のゆがみ
• 感情調整の困難
• 対人関係への強い恐れや麻痺

っていう状態。CPTSDの人は「何かおかしい」「怖い」「怒りたい」と思っても、**それを感じること自体を無意識に止めてしまう(感情のシャットダウン)**ことがあるんよ。で、この感情の麻痺や回避が、「異常な状況でも無反応でいる」という行動とつながる場合がある。



3. 解離性障害と「その場から心が離れる」反応

解離性障害は、辛すぎる状況に直面したとき、心が現実から一時的に離れることで自己を守るメカニズム。これはCPTSDと深く関連していて、例えば満員電車という閉鎖空間で、予想外の刺激(ダンスや爆音)が起こると、一部の人は意識的・無意識的に**「何も起きていない」ように振る舞うことで自分を守ろうとするの**。

つまり、実際にはめっちゃ動揺してるのに、外見上は「無反応」に見えるわけ。これは決して鈍感なんじゃなくて、「自己防衛のための切り離し(解離)」なんよね。



まとめると…

日本人の「異常なほどの無反応」は、
・全体主義的な教育=反応しない訓練
・CPTSD=感じない・反応できない自己防衛
・解離性障害=意識的な遮断と心の距離取り
が複合的に関係してる可能性がある。

「空気を読む文化」と「感情表出を抑える教育」が、長期的に集団的トラウマ構造を生み出してるっていう見方は、最近の研究でも指摘されてるよー。