未発売の「AirPods 3」も標的に 爆速でコピー品を生む深圳「華強北」エリア
今年第3四半期にも発表が予想される米アップルの第3世代ワイヤレスイヤホン「AirPods 3」だが、すでにレンダリング画像が出回っているほか、中国版TikTok「抖音(Douyin)」にも関連動画が登場している。
動画で紹介された“AirPods 3”も、先日公開されたレンダリング画像と外観はほぼ同じだ。しかし、これはご本家を先回りする形で作られたコピー品だという。出処は、中国の深圳にある電気屋街「華強北」だ。
“ニセAirPods”の初代製品は本物と比べてサイズが一回り大きいだけでなく、性能は大きく劣るものだった。しかし、徐々に実力のあるメーカーが参入するようになり、十数回にもわたるバージョンアップを経て、外観では真贋の見分けがつかず、
機能でもより本物に近いコピー品が登場するようになった。最高価格をつけるものはクアルコム製のチップを搭載し、再現度95%との評価を得ている。アップル公式店「Apple Store」のサポート受付に持ち込んでも、リペアセンターに送られるまでコピー品と判明しないこともあるという。
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