訓練前日に実弾、過去にも装着か…誤射の海保巡視船
2022/07/29 13:48
沖縄県宮古島市・ 伊良部いらぶ 島の港で宮古島海上保安部の巡視船「しもじ」が機関砲を誤射した問題で、マニュアルに違反して実弾射撃訓練の直前ではなく、前日の段階で実弾を発射できる状態にしていたが、この船では、過去にも同様の手順を取っていたことが海保への取材で分かった。海保はこうした運用が誤射の一因とみている。
海保によると、機関砲訓練のマニュアルでは、実弾が発射できる状態にするのは実弾射撃訓練直前と定めている。だが、今回は射撃訓練の前日の段階で実弾がセットされていた。船長はそのことを把握しておらず、手順の確認や弾を抜く指示をせずに、「空撃ち」を指示して誤射が起きた。
※略※
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220729-OYT1T50206/
>関係者によると、機関砲訓練のマニュアルは、保守や安全上の観点から、訓練直前に模擬弾と実弾を連結させる形で、実弾を発射できる状態にすると定めているという。
>しかし「しもじ」では、乗組員が訓練当日の任務を減らそうと、前日に模擬弾と実弾を連結させていた。11管はこうしたマニュアル違反が実弾を誤射した要因の一つとみて、他の巡視船にも同様の違反がなかったか調べている。
>誤射は19日に発生。20日の洋上射撃訓練に備え、乗組員が模擬弾と実弾を連結させ、実弾を発射できる状態にした。その後、急きょ決まった機関砲の取り扱い訓練の中で、一般住民が出入りできる陸地向けに実弾8発を誤射した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3b6b2b6585e27acaf711435b05f0a2e136f96fd