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うどん用小麦「さぬきの夢」改良した新品種の栽培 本格化へ
うどん用に開発された小麦「さぬきの夢」ついて、香川県は、来年１１月から、タンパク質の含有量などを改善した、
新たな品種の栽培を本格的に始めることになりました。
消費が伸び悩む「さぬきの夢」の需要拡大を、図りたい考えです。
香川県が平成１２年に開発した「さぬきの夢」は、強い風味が特徴である一方、
麺に加工すると、外国産の小麦に比べて切れやすいのが課題でしたが、
県は、タンパク質の含有率を高めた新たな品種の開発に成功し、ことし７月にも品種登録を出願することにしています。
新たな品種は現在、県内の５ヘクタールで試験栽培が行われていますが、
県は、来年１１月に種をまく分から本格的な栽培を始める方針を明らかにしました。
令和９年の収穫分からは、すべて新品種に切り替える方針です。
「さぬきの夢」は、々に生産量が増えてきましたが、新型コロナの影響でうどんの消費が伸び悩んだことなどから、
業者の希望購入量が、ピーク時のおよそ３割に落ち込んでいて、製粉業者の多くが在庫を抱えている状況にまで陥りました。
県は、現在行っている試験栽培で収穫された小麦を、うどんのほか、パンやお菓子の業者にも提供して
新たな商品開発にもつなげてもらいたいとしていて、消費が伸び悩む「さぬきの夢」の需要拡大を図りたい考えです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20230309/8030015392.html