ムツゴロウ「東大卒です、瞬間記憶能力者です、麻雀強いです」この天才が動物園の園長さんにしかなれなかったジャップwwwwww [579392623]

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0114番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (オッペケ Srd1-eWK2)2023/04/09(日) 20:11:03.49ID:QsWJEGgVr
ムツゴロウさんのスパルタ指導にも嫌な顔一つしなかったチャトランとかいう俳優の鑑

動物は実験対象でしかないのにな

0116番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW c50d-xQwq)2023/04/09(日) 20:13:27.44ID:kjMdSae40
喰われちゃった?

>>92
ルシファーは極端な例だけど
応用力なくてもなんとかなってしまうので
そうなりがちになる

>>78
記憶力あやしいけど理解力で仕事してる人もいるよな
補佐役がいないと結局意味不明なポカをするから大成しない

>>1
ひろつるすみれなんかハーバード主席なのにモーニングショーと英語学習の本で食ってるから学歴無駄遣いが凄い

日本一の学歴なのに

>>57
堀江は頭悪いだろ?
日本人のレベルが低いからひろゆきとか堀江とかの動画観て喜んでるんだよ

0121番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 49d2-pH+W)2023/04/09(日) 20:31:03.43ID:Vzeeyhmn0
山下清いつ甦ったんだよ

0122番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 0256-h5Jm)2023/04/09(日) 20:36:44.28ID:3WvILZHu0
>>120
いやホリエモンは頭いいよ
先を見通す能力が桁違い
イーロンマスクレベルの視野の広さ

0123番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW c54c-+0zN)2023/04/09(日) 20:40:31.48ID:HpDww6on0
浦安の人って訴えられても良かったレベルだよね?

0124番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 8d44-43t8)2023/04/09(日) 20:40:56.07ID:YefwG6mr0
テレビに出るときは単なる面白おじいちゃんだもんな

0125番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW c54c-+0zN)2023/04/09(日) 20:41:35.04ID:HpDww6on0
>>98
それは嘘
Wikiの事怒ってた

受験勉強しないで東大入ったんでしょムツゴロウさん
天才よね
紙一重な感じはするけども

海外で活躍できない時点でたかが知れてるんだよなぁ
ペラいんだよ、ケンモメンの持ち上げる奴は

>>90
嫁「ぎゃお♪ぎゃお♪」

>>119
博士でないのは、どこの大学出ても扱いは粗末になるんだぞ

0130番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW a2e4-xL+m)2023/04/09(日) 20:56:15.19ID:sX9yOICn0
>>98
嘘だったの?😨

https://i.imgur.com/Kkx91eN.jpg

0131番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ブーイモ MM22-VMOY)2023/04/09(日) 20:57:55.42ID:j4GVL+XhM
>>130

畑はウィキペディアを批判している[11]。
ウィキペディア日本語版の本項目において、「大麻の栽培許可証を持ち、『ムツゴールド』なる品種を育ててアムステルダムの大麻品評会で準優勝した」という虚偽の内容を書き加えられたことがある[11]。この嘘を真に受けた者がインタビューで畑に直接尋ねたため、本人の知るところとなった[11]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/畑正憲#ウィキペディアに対する批判

ドサ健の師匠やん

東大卒は知らんかったわ

0134番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (テテンテンテン MM66-JUx8)2023/04/09(日) 21:05:28.91ID:ULq7H5R4M
変身しちゃうぞ

0135番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW a2e4-xL+m)2023/04/09(日) 21:10:26.28ID:sX9yOICn0
>>131
サンクス
本当だな😂😂

ムツゴロウとルシファー並べてるガイジは何が言いたいの

0137番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 2d6b-EWHq)2023/04/09(日) 21:21:46.36ID:bkOD7Z4K0
>>110
ハムサラダくん別に酷くも何もなさすぎる漫画だろ。
テラさんも居ないしさ…

山下清生きとったんかおまえ

>>119
彼女卒論代わりにバイオリン弾いたんだっけ
でもそれくらい弾ける人日本のオケにいくらもいるし

0140番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 49c8-CPtP)2023/04/10(月) 02:59:48.44ID:dQQGratK0
有名人なくなりすぎやろ最近

C.W,ニコルとムツゴロウさん、どちらが強いのか
https://science3.5ch.net/test/read.cgi/wild/1073728974/

78 :名無虫さん:04/01/27 18:19 ID:???
「ココでスか....」
春もまだまだ遠い北海道の原野に一人の外国人が降りたった。立派な
体躯に真っ赤な顔。一昔前なら「鬼」と形容されてもおかしくない風貌
である。
この男の名はCW二コル。今日はある雑誌の企画で「ある男」と対談する
ためにはるばる黒姫から北海道の地までやってきた。
「さて、行きますダ」
大きな体を揺るわせて二コルは「国境線」を越える。そして一人もの思い
にふける。
「(日本は島国で~ス。普通国境線は海の上にありん~ス。日本国内
に「国境線」などあるわけがありませ~ン。でもここ北海道の「ある
地域」だけは「例外」が存在しま~ス。フフフ、なんてファンタステ
ィックなんでソ)」
二コルは思索に夢中で足元に群がる駄犬にも気づかない。愛靴のホーキ
ンスは既に返り血で真っ赤だ。ニ、三十匹の犬が天に召された頃、
ようやく「目的地」が見えてきた。

79 :名無虫さん:04/01/27 18:19 ID:???
「ゴメンださーイ」
二コルは扉をノックする。
「やあ、いらっしゃい。はじめまして」
扉を開いて握手を差し伸べてきたのは貧相な小男。体を鍛え、体格にも
恵まれている二コルとは比べるべくも無い。だが、この小男常人とは
なにかが違う。過去にレンジャーの体験を持つ二コルは出会い早々に
この男の「違和感」に勘付いていた。というより半分より先が無い
その中指にびびっていた。「ユビツメ」など日本文化に詳しい
二コルならではの野生の勘である。
「ささ、中へどうぞ。対談の準備はもうできておりますので」
「お邪魔しまス」

~中略~

「クジラは食い物で~す。ガンガン食うべきで~す!!」
「クジラは友達ですよ!!人間が食われるならともかくクジラを食べる
なんてなんて残酷な!!」
「クジラ美味しいで~ず!!クジラと爺の小言はまるごと無駄ない!!
クジラと爺はまるごと食うべきで~す!!」
「てめえ、クジラを食う食うってまだでかくなるつもりか!!でかく
なりたいんだったらオキアミ食ってろ!!そして海に帰れ」
「やるカ!!」
「おう、こいや!!」

第一次クジラ大戦勃発。だが、二コルは忘れていた。この男がただもの
でないことを。そしてここが「動物王国」であり、この男こそがその
「国王」であることを。
次回予告「二コル敗北そして脱出!?」

82 :名無虫さん:04/01/29 08:53 ID:???
激昂した二人の間に緊張がはしる。
「(・・・勝負は先手が必勝デース。巧遅より拙速を尊ぶ、これは動物でも人間
でも同様で~ス。御覚悟されよ、じじい)」
二コルの中段蹴り!!
「ガッ!!」
不安定な体勢ながらも二コルの中段横蹴りがクリーンヒット。ムツゴロウ、予測
できない攻撃だったのかまともに喰らい吹っ飛ぶ。
「ハッハー!私の蹴り空手流ネ!しかも自分で研究し実践ライク。密猟者を
これで何人屠ったことカ。枯れた爺、くたばるのが自然の摂理ですヨ!」
この二コルの言葉に嘘は無い。彼は体を鍛えるべく空手を習っていたが、
その技が実践向きでないことに気づき、ジャングルの中で自ら改良を加えていた
のだ。事実、彼の蹴りで屈強な密猟者が天に召されている。恐るべし二コル。
・・・「単純にゴツイ靴で思いっきりければ誰だって死ぬだろ」などと言ってはい
けない。東洋の神秘「空手」だからこそ人を死に至らしめたのだ。勘違いは
人を成長させる。

ムツゴロウは二コルの強烈な蹴りを喰らって既にダウン状態。だが、そこはムツ
ゴロウ、生命力は常人をはるかに凌駕している。生まれたて小馬よろしく、足を
ブルブルさせながらも懸命に立ち上がろうとしている。
「ハッハー!!無駄です!私のブーツとても硬いでス。それでおもいっくそ蹴り
ましタ。立ち上がれるワケありません。日本人にののしられながらも土足の習慣
守りつづけたかいがありましたネ!神様ありがとウ!!」
二コルはハイテンションで神に祈りを捧げている。だが、ムツゴロウはその様子
を気にかけることもなくこう呟く。
「・・・全然足りませんね。これっぽちも効かない。あなたの「野生」はその程度
のものですか・・・。期待はずれだ・・・」
「!!」

83 :名無虫さん:04/01/29 08:55 ID:???
ハイテンションで神に祈りを捧げる二コルの表情に変化が現れる。
「ハ・ハ・ハ、いわゆる負け惜しみと言う奴ですカ。貴方は既に武者ブルイ
ですよ。さっさと負けを認めてクジラ鍋の準備でもしてくださーイ。
祈りの邪魔でース」
ムツゴロウは淡々と言葉を続ける。
「・・・確かに貴方は強い。だが、それは所詮人類レベル。野生動物ランキング
では最下層。柴犬にも劣る。そんなことで悦に入れるあなたが羨ましい・・・」
勝利を確信したものにとって敗北者のたわごとほど勘に触るものはない。
「ヘイ、ジャップ。あまり私を怒らせないでくだいーイ。今、私は神への
祈りの真っ最中で~ス。神への祈りを邪魔された欧米人の怒りはオナニー
の邪魔をされた中学生男子と同等(当社比)デスヨ。すっこんでなさ~イ」
「・・・弱い犬ほどよく吠える・・・聞けば貴方は昔、苛められっ子だったとか
なるほど、納得がいく(笑)」
『苛められっ子』この一言で二コルが切れた。少年時代の傷がよみがえる。

「(やめてよ、パンツ返してよ!)」

「僕をいじめられっ子というナ・・・」
「ほぅ?苛められっ子を苛められっ子と言って何か問題でも?」

「(縄を解いて木から下ろしてよ~、あ、頭に血が・・・)」

「言うナと言っているんダ・・・」
「初めから分かっていましたよ。貴方の屈強な肉体が『苛められっ子二コル
ちゃん』を守るための肉の壁だということぐらい」

「(やめてよ、火のついた棒なんか押し付けられたら死んじゃうよ!)」

「ボクを苛められっ子と呼ぶナ~!!」
二コルの表情は激昂のあまり真っ青になっている。その形相はまさに鬼。
真の二コル-「青鬼二コル」の登場である。

84 :名無虫さん:04/01/29 08:58 ID:???
「私の本当の力を見せてゴランにありましょう!!」
青鬼二コルの鉄拳がムツゴロウの顔面にヒットする。
「ガシャリ」
人の顔を一体どのようなもので叩けばこのような音がなるのか。南極の
氷を素手で叩き割りウイスキーオンザロックを作る二コルのこぶしならでは
の旋律である。当然、ムツゴロウの顔はこの一発でザクロのごとくはじけて
いる。
「ハッハー!!」
二コルの攻撃は止まらない。正拳、横蹴り、チョップ、肘、ローキック、それ
ぞれ一撃必殺の威力を持つ攻撃で正確に人体の急所を連撃する。
「ドカッ、バキッ、ぺリ、ゴゾッ、サクッ、ボグッ・・・」
「まだまだ許しませんョ!」
「ガズッ、ノコッ、クスッ、メコッ、ハラッ、ッリィ・・・」
人体が奏でる交響曲は果てることなく続いていく・・・。

「ハァハァハァ・・・」
十分余り続いた猛攻がようやく終わった。二コルは肩で息をし、ムツゴロウ
は既にぼろ雑巾のようだ。意識も朦朧としているのかなにかをブツブツと呟い
ている。
「・・・ン・・・エ・・・ド・・ベ・・・」
「ハッハー!!キング・ムツゴロウもこれでおしまいですネ。大体、島国で
立憲君主制なんて生意気です。私が王国共々息の根を止めて差し上げましょウ
!!」
二コルの止めの一撃がムツゴロウを襲う。
「スルリ」
「!!!」
二コルは己の目を疑った。先ほどまで自分にいいようにやられていた東洋人
の貧相なイエローモンキーが優良人種白人の会心の一撃を避けたのだ。地動説
底抜けの驚きである。
「ナ・マ・イ・キ・な!!」
二コルは先ほどに勝る猛攻を開始する。だが、何故か今度は当たらない。
二コルあせりの表情を隠せない。

85 :名無虫さん:04/01/29 09:01 ID:???
「ガツン」
「!?」
動揺した二コルにムツゴロウのフックが炸裂する。
「バ、馬鹿ナ、この私にカウンターだト・・・」
二コル、改めて眼前にいる小男に目を向ける。破壊されたその顔面から表情
は読み取りがたいが、ムツゴロウは笑っている。いや、それは笑いではない、
喜び・・・「至福」の表情だ。
「ああ、懐かしい、この感じです・・・。彼女ともよくこうやって『遊び』ました。
今までずっと忘れていた。思い出せなかった。狼の檻に入った時も、象に踏み潰
された時も、ライオンに食いつかれたときも、全て何かが足りなかった。貴方に
は感謝せねばなりません。今、心の底から言いましょう。『ありがとう』と」
狂気を感じさせるムツゴロウのオーラに二コルは戦慄する。だが、そこは「青鬼」
すぐに冷静さを取戻す。
「(この男、既に正気ではない。無理もない、私の攻撃をあれだけ喰らったんダ。
しかし、想像以上にタフなこの男、倒すのには時間がかかりそうですナ。ヨシ
・・・)」
二コル、素早くムツゴロウの背後に回りこみ、そして首を絞める。左手を頚動脈
に、右手を後頭部にまわし絞め上げる・・・いわゆるチョークスリーパーで勝負を
決めるつもりだ。
「ハッハー、この絞めが決まったらもう逃れる術はありませ~ン。貴方のタフネ
スに関係なく意識を刈り取りマース。だからこそスリーパーと呼ばれるんです
ネ。クスクス」
二コルは全体重を首にかける。まるで首ごともぎとらんばかりだ。
「動物に・・・」
「?」
「動物に接するとき・・・」
「(あり得ない。完全に頚動脈に決まっているこの状態で喋っている!?)」
二コルの表情は瞬く間に恐怖の色に染まっていく。しかし、二コルの恐怖など
おかまいなしにムツゴロウは首をグルリと後ろに向け、二コルに語りかける。
「動物に接するとき背後に立つのは危険ですよ。それが猛獣であればなおさら
にね・・・」

86 :名無虫さん:04/01/29 09:06 ID:???
「(しゃ、喋っている、事も無げに!?この男にはまともな手段では太刀打ち
出来なイ!!くそ、これならどうダ!!」
万策尽きた二コル、最後の手段とばかりにムツゴロウの首に全力で噛み付く!!
「ガブリ」
ムツゴロウの首から鮮血が吹き出る。二コル、それでも噛み付く力を緩めない。
「(これで、これでサイゴにしてくださーイ!これで駄目だったら私は私ハ・・・」
二コルの祈りが天に届いたのか、ムツゴロウはピクリとも動かない。
用心しながら顔を覗きこむと静かに目を瞑っている。
「(ヤ、やったか?)」
「スッ」
ムツゴロウの目から涙が一条流れ落ちる。
「・・・全く、ここまでサービスが行き届いているとは・・・。よろしい、貴方とは
最後まで遊べそうですね。貴方なら彼女の代わりが務まりそうだ。もう、遠慮
はしません。行きますよ~」
ムツゴロウ、二コルのチョークスリーパーを難なく外す。
「!?」
「所詮は人間用の技なんですよ。チョークは。ですが、これから貴方にかける
技はミジンコからクジラに至るまで全ての動物に適用できる技です。名付けて
『動物固め』心して喰らいなさい」
ムツゴロウ、目にも止まらぬ早業で二コルの全身を固め上げる。
「ガッガッガッ」
わずか2~3秒の間で二コルの巨体は床にに叩き伏せられた。体が全く
動かせない。あがく二コルの後頭部、ムツゴロウがささやく。

『さ、遊ぼう。ど・ん・べ・え』

0149番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ ae4e-Ay2p)2023/04/10(月) 03:14:36.19ID:TOf5ckD50
動物と麻雀を選んだ変人だから

106 :名無虫さん:04/02/01 05:37 ID:???
ナレーション:山本 圭
「さて、今年も王国に新しい仲間がやってまりいました。その名もウェールズ
マウンテンゴリラ。世界にも珍しいゴリラで赤、青と色とりどりに変わる
顔色が特徴です。さきほどまで全力の限り暴れていたようですが、流石、
我らがムツゴロウさん、あっというまに手なずけてしまいました」

声:畑正憲
「いや~、この時は大変でしたね~。動物というものは一般に環境が変わる
ことを非常に恐れましてね、些細なことでも非常に神経質になってしまうん
です。ほら、この赤から青へと変わる表情をご覧ください。これは非常に
おびえている証拠でして、自分の色を変えることによって相手を威嚇しよう
と頑張っているんですね。意味無いですね~、空しいですね~。
こういうときはですね、動物に好きなようにやらせてあげるんです。すると
ですね、動物は周りが自分に害をおよばさなことに気づいて段々と大人しく
なってくるんですね。ほら、この顔を見てください。私に抱かれて安心した
顔になっているでしょう。もう、こうなると友達になるのは簡単ですね。え、
動物が嫌がっている?私の顔がやばい?ハハハ、そんなことはないです~、
ないです~。絶対にないです~」

「(この男、まったくモって正気じゃない!正直、私の敵う相手ではなか
っタ!逃げ出したイ、逃げ出したイ・・・うん、逃げよウ!だガ、一体どう
やって・・・)」
既に震えが止まらない二コル。その背後ではムツゴロウがしきりにブツブツと
何かを呟いている。
「さあ、何を遠慮しているんだ、どんべえ。以前のようにまた遊ぼうじゃな
いか。・・・ん、さてはお前発情したな?。ハハハ、年頃のお嬢さんだもんなあ。
仕方ないさ、ホラ、ヨーシ、ヨシヨシヨシヨシ・・・」
一体何がヨシヨシなのか、ムツゴロウの下半身はいつのまにか何故か裸だ。
「(・・・壊されル、全テが、人間の尊厳ガ、根こそギ・・・)」
貞操共々、絶対絶命の二コル。しかし、人間は窮地に追い込まれたその時こそ
己の能力を120パーセント発揮出来る。

107 :名無虫さん:04/02/01 05:47 ID:???
「ガッ」
「!?」
あっけにとられるムツゴロウの表情。よく見るとその右手小指が二コルに
食いちぎられている。かけよるスタッフ。
「今ダ!!」
二コルは全力を振り絞りムツゴロウの動物固めから脱する。そしてそのまま
部屋の外へ。入ってきた玄関を目指し猛ダッシュ。
「ヨシ、二本指を失ったムツゴロウは既に妖怪人間でース。流石の奴もこれ
にはショックでショウ。わたクシはといえバ、この隙を利用させてもらい、
さっさと脱出しま~ス・・・ン、玄関の前にあるのは一体なんダ?」
二コルの視界に飛び込んで来たのは、大きなツボ。側面には「餌やるな」
「天地無用」「王国キムチ」など不可解な文字が殴り書きされている。
「モゾリ」
ツボの蓋が内部から持ち上がる。そこから出てきたのはマムシ、ハブ、
タランチュラ、ドクハキコブラ、エラブウミヘビ、大スズメバチ、
スベスベマンジュウガニ、ヤドクガエル、トラフグ、カモノハシ、
ツツガムシ、etc・・・。それらが皆、二コルに向かってにじり寄ってくる。
その様子はまさに黒い絨毯。流石の二コルもこれにはたまらず玄関に背を
向け早々にトンズラを決め込む。
「退却ではなく転進で~ス!三歩進んデ、二歩下がレ。・・・それにしてモ、
あの男、蟲毒の呪いでもやるつもりナのか!?クソ、簡単には逃さないと
いうことカ!」
二コルは玄関からの脱出を諦め、別の脱出口を探す。辺りを見回すとそこに
は脱衣所が。

108 :名無虫さん:04/02/01 06:00 ID:???
「ガラガラガラ」
二コルは風呂場のドアを開けた・・・マナティー、シーラカンス、アロワナ
が湯船でライズしている。(※ワシントン条約に抵触)
「出られそうナところは無い・・・、ここならどうダ!」
「バタン」
二コルはトイレのドアを開けた・・・シマフクロウ、ライチョウ、カンムリワシ、
ヤンバルクイナがところ狭しと暴れまわっている。(※特別天然記念物に該当)
「チッ、ここも駄目カ!」
二コルは念のため便器の蓋も開けてみた・・・オオサンショウウオ。仕事に
そつがない。
「NO~!!仕方が無い、脱出口はとりあえずいいデス。道具、何か武器
になるものヲ!」
二コルは台所に行き、棚を乱暴に開け始める。しかし、吃驚したナキ
ウサギが延々と飛び出してくるばかりで収穫は何も無い。
「どう見てもネズミなウサギに用はありまセ~ん。愛玩動物を気取るには
ちょっと微妙な可愛さで~ス」
めげずに冷蔵庫を開ける・・・ヤマネがダースで冬眠(または永眠)している。
「糞ったレ!!独占欲を暴走させるのもいい加減にしなさいヨ!
・・・しかし、このままでは如何ともし難いでスネ。これら動物を人質にとる
というテもありますが、ペットなのか食用なのか正直判別つきませ~ン」
二コルはしばし思案にくれる。そして思いつく。
「二階ダ!積雪の多いこの時期なら二階の窓からでも飛び降りられル!」
二コル、自らの妙案に喜び、急いで二階へと向かう。だが、途中で何を
思いついたのかトイレに立ち寄る。
「せめてもの王国のお土産でース。Yes!ターキー!!」
二コルの懐ではライチョウが狂ったように暴れていた。

114 :名無虫さん:04/02/03 01:48 ID:???
「窓、窓、逃げられそうな窓は何処ダ!!」
二階へ上り、二コルが辿りついた部屋は書斎。ソファにはクロサイ、水槽に
はニホンカワウソ、鳥かごにはカリフォルニアコンドルがリラックスした
ようすでくつろいでいる。・・・どうやらムツゴロウ氏本人のもののようだ、
間違いない。(※保護指定とか通り越した崖っぷちの生き物達。下手すりゃ
指でも数えられる)
「あれダ!!」
大きなガラス戸が二コルの目に止まる。いつのまにやら時刻は夕方。窓から
入ってくる西日が目に痛い。
「ヨシ、これなら・・・」
二コルは目の前にあるガラス戸に迷わず突進する。一見なんの変哲も
ないガラス窓。二コルの巨体なら軽く破壊できる・・・はずだった。
「ガン!」
「ガ!!割れなイ!?」
驚く二コルの背後にいつのまにか忍び寄ったムツゴロウの影が。
「おびえた子猫はどこまでも高いところにあがると言いますが・・・、どう
やら貴方も同じ子猫ちゃんだったようですね」
「!?クソ、追いつかれたカ!!」
二コルは再びガラス戸に体当たりを加える。
「ガン、ガガン、ダン、」
やはり、ガラス戸はビクともしない。しかし、ここで諦めるわけにもいか
ない二コル、愚直にそれを繰り返す。
「ガガン、ダン、ダスン、ダダン」
そんな二コルの様子を微笑ましく見つめながら、ムツゴロウは言葉を続ける。
「やれやれ、ライオンならいざしらず、ホモサピエンスに指をやられるとは
全く思いませんでした。まだまだ私も修行が足りませんね。あ、その窓は
どんな動物の力でも破れませんよ。ご存知の通り、極寒の地、北海道では
窓は全て二重になっております。さらにここ王国の窓は全て特別製の防弾
ガラス。戦車でもなければ破壊は不可能です」
とどのつまりこの人家に見えるような建物は動物の檻そのものであったと
いうことだ。恐るべし!動物王国。恐るべし!ムツゴロウ。

115 :名無虫さん:04/02/03 01:50 ID:???
「ま、気の済むまでいくらでもご自由に。私は暫らく眠ってますんで。
ちなみに助けを呼んでも無駄ですよ。防音効果もバッチリですから」
ムツゴロウは二コルに背を向け、手近にあった椅子に座り込む。
「・・・・・・・・・・・・」
2~3分が経過し、部屋から二コルの体当たりの音が消えた。その様子に
満足したムツゴロウ、背を向けたまま、二コルに語りかける。
「ようやく諦めてくれたようですね。嬉しいです。いくら私でも無理やりと
いうのは後味が悪いですから・・・・・・そう、そう、これから生まれ変わる貴方
に吉報があったんです。先ほど、貴方が暴れている間に封印しておいた地下室
の鍵を開けておきました。ズバリ、貴方と私のスウィートホームです。喜んで
下さい、また一緒に貴方と遊べるんですよ・・・」
二コルは答えない。ムツゴロウそれにかまわず求愛行動を続ける。
「・・・以前の私はちっぽけだった。種族、倫理、常識、法律、そんなもので自分
をがんじ絡めにし、貴方の力いっぱいの愛に応えられなかった。でも、今の私は
違う。私は全てを越えた!今の私は凍てついた北海道の大地ですらはらませる
自信がある!だから、だから、もう一度私と・・・どんべえ・・・」
人外の境地さまようムツゴロウが再び二コルに目をやると・・・・・・・・・・・・・・
二コルはとっくのとうに窓から逃げ出していた。そう、窓の鍵を開けて。
この狂気の動物王国おいても二コルは自分が人間であることを決して忘れは
しなかったのだ!

116 :名無虫さん:04/02/03 01:53 ID:???
「ハァハァハァ・・・逃げロ、逃げるんダ・・・」
ムツゴロウ邸から脱出することに成功した二コルは残った体力を振り絞って
走り続けている。だが、その足が踏みしめる雪は新雪。柔らかな雪が容赦なく
二コルの体力を奪っていく。
「一歩でも遠ク、あの家かラ・・・、どうか我を救いたまエ・・我に奇跡ヲ・・・」
二コルは右手を胸に当て、神に祈る。だが、二コルは知らなかった。奇跡とは
信仰のきっかけに過ぎず、祈りの結果訪れるものではないということを。神は
自らを信仰しない者に対しては奇跡を与えるが、自らを信仰するものには試練
しか与えないのだ。
「ハイヤー!!」
ムツゴロウの掛け声だ。道産子に乗ってもう二コルのすぐ側までやってきている。
「ハァハァハァ・・・」
二コルにはすでに思考するエネルギーすら残っていない。残っているのは
生への執着、つまりは恐怖心のみ。
「ザッザッザッ・・・バヒン、ブルルルル」
二コルの背後に影が落ちる。ムツゴロウが二コルに追いついた。強烈なプレッ
シャーが二コルの歩みを止めさせる。
「(見るナ、見てはいけなイ、振り返れば必ず後悔すル・・・)」
そう確信しながらも結局二コルは振り向かざるを得なかった。強大な恐怖心
が彼の目を背けることを許さなかったのだ。
「ニヤリ」
振り向いた二コルに西日を受け影となったムツゴロウが笑いかける。
「(やはり・・・見なければ・・・良かっタ・・・)」
二コルの体からわずかに残った戦意が消えうせてゆく。眼前にそびえ立つ
その影は戦意を心に止めておくにはあまりにも禍々しく、そして偉大に過ぎた。
「モウ、好きにスレバ良イ・・・。お前の勝ちダ、ムツゴロウ。いまいましイ有明海
の黒チンポめ、生まれ変わったらこのブーツで踏み潰してやル。覚悟しとケ・・・」
死期が近いのか二コルの悪態もイマイチ君だ。喋るだけでも痛々しい。
「(ああ、なんでこんなことにナッタンダロ。なにが間違っていたんだロ)」
薄れゆく意識のなかで二コルは何故か少年時代のいじめっ子達を思い出していた。

117 :名無虫さん:04/02/03 01:55 ID:???
「・・・?・・・・・!!」
二コルが再び目を開いたとき、そこにもうムツゴロウの姿は無かった。
「(俺は助かったのカ?しかし、何故、何故俺は助かったんダ?!)」
二コルは己の足元に目を向ける。そこには二コル本人の足跡とムツゴロウの
乗ってきた道産子の足跡があるばかり。しかし、二コルが目をこらしてよく
見ると、二コルの足跡と道産子の足跡の間にはわずかに見えるラインがある。
「国境線」だ。
「(俺はいつの間にか国境線を越エ、動物王国を出ることに成功していた
のカ・・・。しかし、俺に追いついたムツゴロウが俺をイタぶることなど朝飯
前のはずなノニ・・・・・・・・ハッ!ソ、ソウカ!ド、動物は無駄な争いをしなイ。
動物が争うのは個体保持と種族保持、こノ二つの目的のためだケだ。今回、
ムツゴロウはワタくしと壮絶なバトルを繰り広げましタ。だガ、それは
種族保持・・・自らの「テリトリー」を守るためにやっタこと。動物王国と
いうテリトリーから逃げ出したわたくシにムツゴロウが危害を加える理由は
一欠片もありはしなイ。キング・ムツゴロウは人間の倫理とか国際条約とか
は破りはするガ、動物としてのルールは決して破らなカッタのでスネ!!)」
愕然とする二コルは北海道の大地に手をつき頭をうなだれる。その姿は
まるで王国に対し深い深い「オジギ」をしているようだった。
「帰ろウ・・・黒姫ニ・・・」
二コルの頬にとめどなく涙が流れる。この涙が一体なにを意味するかは
二コル自身にも分らなかったが、この極寒の地、北海道においても涙は
やはり温いものであった。

第一次クジラ大戦はこれにて終結を迎える。無益でしかもむごたらしい
争いはその参加者に何も残してくれはしなかった。だが、戦の後、戦場
に残された足跡は更なる戦場ではなく、彼らの家へ続いていった。私は
彼らの愚かさを嘆くと同時に、彼らがまだ帰るべき家を持っていたこと
を祝福する。例えどんな戦場であろうと、例えどんな動物であろうと、
そこに残る足跡はその持ち主の家に続くべきなのである。      (終)

0157番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ d9d1-cMk/)2023/04/10(月) 04:37:13.26ID:eAPHRRpp0
現実をありのままに見ようよ
善悪とか貧富とか
しょーもない基準で喜怒哀楽してる暇ないよ
いかなる人間でも100年くらいで死ぬ
基準に縛られて生きてもいいけど縛られない生き方も当然ある

0158番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW d913-7ouD)2023/04/10(月) 13:10:15.59ID:xtPnIOpN0
ケンモジさんは国語の教科書で「どんべえ」読んでた世代だろ
資料集かなんかにどんべえ解体の話があったな

0159番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 7d96-FrjH)2023/04/10(月) 13:48:37.29ID:t3vXCumg0
>>114
「チャトランの替わりはいくらでもいるんだぞっ」
🐱「」

0160番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (オッペケ Srd1-pH+W)2023/04/10(月) 13:50:07.90ID:3JIRI5Lrr
瞬間記憶あんなら麻雀最強だろうな

0161番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW f9af-Ws+w)2023/04/10(月) 14:21:58.19ID:VXeSJGWz0
山下清生きとったんかワレ

0162番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 91ca-duQx)2023/04/10(月) 14:23:48.79ID:oznukFWq0
ムツゴロウはどちらかと言えば作家だろ

クロちゃん「麻雀出来ます」

0164番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW ae25-bU12)2023/04/10(月) 21:42:52.75ID:gC+pxcAo0
ウルバッハ・ビーテ病説あるんだよね

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