ZOTAC、ファンがないのに風が出る不思議な放熱機構を採用した「ZBOX PICO」
ファンがないのに風が出るという不思議な放熱機構を採用しているZOTAC PICO
簡単に言えば,デバイスそのものが超音波の周波数で振動することで風を発生させるというもので、CPUから伝導した熱をその風により冷却することが可能になっている。このAirJetは1つで4.25Wの電力を消費している時に発生する熱量を放熱することが可能になっている。
ZBOX PICOに搭載さているCPUはCore i3-N300(EコアのみのAlder Lake)になり、TDPは7Wとなるので、2つのAirJetを搭載して冷却している。実際に、現地で実機に触ってみたが、ファンがないのに風が排気口から出てくる様子はとても不思議な感じだった。
展示では風が回っていることが分かるように、風車が用意されており、それがくるくる回っている様子が以下の動画で確認できる。
なお、振動により風が発生するという仕組みのため、振動などによる騒音などを心配するむきもあると思うが、触ってみたが振動といってもほぼ感じないし、特に大きな音も発生していなかった(ただし、そもそも展示会場ではほかのノイズが大きいことは触れておく必要がある)。
https://www.youtube.com/watch?v=53ay-islLXk
https://asset.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/1505/436/004_o.jpg
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1505436.html